お客様からのご要望で特に多いのが「SEO対策もお願いします」というものです。
しかし結論から言うと、ランディングページにSEO対策はそこまで必要ありません。
正確に言うと、SEO対策をしても無意味だからです。
そもそもSEO対策とは
ご存じの通り、SEOとはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の略で、検索エンジンの検索結果のページ上位にサイトが表示されるために様々な施策を行うことを言います。
では、どう対策すればサイトを上位表示させられるのでしょうか?
具体的には、内部対策と外部対策があります。
SEO内部対策
SEO内部対策とは、HTMLタグが適切に使えているかどうかです。
現在(2023年4月)世界中で公開されているWEBサイトの数は19憶以上もあると言われています。
それら1つ1つをGoogleの社員がチェックしているなんてことはあり得ませんよね。
実はクローラーと呼ばれるロボットがネット内を巡回し、それがユーザーにとって有益な内容かどうかをチェックしているんです。
クローラーはHTMLタグを読み込むことで、サイトの構造や閲覧のしやすさなどから各WEBサイトにランク付けを行っています。
SEO外部対策
外部対策とは主に被リンクを得るための施策です。
被リンクとは自分のサイトが別のサイトで紹介されることを言います。
「紹介される=優良なコンテンツ」とGoogle側は認識しているので、被リンクを獲得すればするほど上位表示させやすくなります。
外部対策はWEBサイトを運用する方が責任をもって行うものとなります。
ユーザーにとってわかりやすい記事を作成したり、最新の情報を提供したりなど「当たり前」のことをコツコツと継続していく必要があります。
SEO対策は内部対策と外部対策の両軸が回ることで成果を発揮します。
LPのSEO対策が無意味な理由
ここでLPの役割をまとめておきます。
- 一定期間限定で運用されることが多い
- 特定のキャンペーンに対して利用されることが多い
- ブログのような更新性のあるコンテンツがない
上記からも分かる通り、LP制作においてSEO対策に時間やコストをかけることは効果的ではありません。
SEO対策よりもむしろ、ABテストにコストをかけてLPを強化していったほうが結果として成果が上がりやすくなります。
LPはどうやって使うのか
結論から言うと、LPは広告で回すものです。
Googleのリスティング広告やSNS広告に活用するのがLPの本来の使い方です。
LPを使って商品やサービスを宣伝したい場合は、どの媒体で広告を打つのかまで考えておくようにしましょう。
たとえばGoogleのリスティング広告を打つ場合は、特定の検索キーワードとともに表示されるので、ユーザーはすでにその商品を探しているステージにいます。
買うことはすでに決まっていて、あとはどの会社から買うか比較検討している可能性もあります。
一方でSNS広告を利用する場合は、年齢、性別、住んでいる場所などでターゲティングはできますが、基本的にはランダムに広告が表示されます。
つまり、その商品・サービスに関心のないユーザーにも表示されてしまうので、興味を持ってもらうところからのスタートということになります。
当然、LPだけでなく広告用のバナーなども丁寧に作成しなければなりません。
目的に応じて、どの媒体で出稿するのかまで予め検討しておくと良いでしょう。