集客できずに悩んでいませんか?
「学習塾を開業したが、集客がうまくいかない」
「Webを活用した学習塾の集客方法がわからない」
と悩んでいても何も解決しません。
集客が上手くいかない原因はどこにあるのか、しっかり探っていきましょう。
この記事では、学習塾の集客に役に立つマーケティング戦術を紹介していきます。
原因を突き止めた上でそれに合った対策を施さないと効果は出ません。
「何が原因で集客できていないのか」
「どの方法がウチの塾に合っているのか」
これらのことを思考しながら読み進めてください。
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学習塾の集客が難しい理由
そもそもですが、学習塾の集客は難易度が高いと言われています。
では何が集客を難しくしているのでしょうか?
学習塾の集客を難しくしている原因は大きく5つあります。
- 少子化
- ニーズの多様化
- 情報収集方法の多様化
- お客さんが2人
- サービス面の差別化が難しい
これらの原因の内、少子化については無視してもらって構いません。
この問題は学習塾ではなく社会全体の問題です。
学習塾という業界を選んだ以上、今後も常に付きまとう解決できない問題です。
この記事では、その他の4つについて詳しく見ていきます。
ニーズの多様化
一昔前までは、とにかく成績を上げることが学習塾に求められている仕事でした。
しかし最近は
- 集中力を高めてほしい
- 積極性を養ってほしい
- 落ち着きのある子にしてほしい
とニーズが多様化してきています。
情報収集方法の多様化
以前はチラシや塾ナビなどのポータルサイトしか選択肢がありませんでしたが、
最近はSNSも情報収集方法として使われるようになりました。
一言でSNSと言ってもその種類は多岐にわたります。
YouTube、Twitter、Instagram、TikTok、Threads など
お客さんが2人
学習塾という業界は少し変わっています。
サービスを受けるのは子どもで、決裁権を持っているのは親なのです。
子どもは楽しく勉強したくても、親は厳しく指導してほしいと考えているかもしれません。
親子ともに満足させなければならない難しい業界です。
・サービス面の差別化が難しい
学習塾が提供できるサービスは既に出尽くした感があります。
個別、集団、自習環境、休日開校、無料体験、イベント、進路相談、
夏期/冬期講習、テスト/受験対策講座…
サービス面ではなく、ターゲットをずらすことで差別化を図るのが良さそうです。
集客を難しくている原因がわかったところで、WEB集客に失敗している塾がどのような状態になっているのか見ていきたいと思います。
WEB集客に失敗している塾
ニーズの多様化
まずニーズの多様化問題に対しては、全てのニーズに答えようとして失敗しているケースが目立ちます。
たとえば、ピアノを習ってみたいとします。
2枚のチラシを見つけました。
1つは、ギターやドラムなどあらゆる楽器を扱っています。
もちろんピアノも習うことができます。
もう1つは、ピアノ専門教室です。
「ピアノを習いたい」というニーズに真っ向から答えているのは「ピアノ専門教室」ですよね。
全てのニーズに合わせるというのは聞こえは良いですが、言い換えると何も強みがないということになってしまいます。
情報収集方法の多様化
こちらも先ほどと同様、失敗している塾は全ての媒体に手を出してしまっている、または完全に媒体を外しているケースが多いです。
ここで重要なのは、既存の学生はどの媒体から入塾に至ったのか把握しておくということです。
チラシ、ホームページ、ローカル誌、SNS…
広告にはお金も労力もかかるので、できる限り無駄を省いていかないといけません。
サービスを受ける者と決裁権を持つものが違う
再生回数が回るからと言う理由でTikTokコンテンツばかり発信していませんか?
インスタグラムで「歴史問題一問一答」などのコンテンツを投稿していませんか?
これらのコンテンツは学生にとっては非常に役に立つので、フォロワーも増えますし、いいねも付きますし、再生回数も回りやすい傾向にあります。
でも、あなたの塾をフォローしている学生は他の塾もフォローしています。
つまり、成約には至らないフォロワーなんです。
東京に住んでいる学生が大阪にある塾のインスタグラムをフォローしていても、
その子が通う塾はおそらく東京の塾です。
さらに言うと、遠くても家から1時間圏内にある塾です。
ホームページやSNSで発信するコンテンツは、学生ではなく決裁権を持つ大人をターゲットにしましょう。
サービス面の差別化が難しい
学習塾の商品と言えば、「通常授業」「テスト対策」「受験対策」「夏期/冬期講習」に少しバリエーションを持たせたくらいのものしかありません。
そこで、失敗する塾がやってしまいがちなのが価格を下げることです。
これは経営をする上で一番やってはいけません。
逆に価格を上げて、富裕層をターゲットにした方が上手くいく場合もあるくらいなので、
価格を下げるのは本当に追い詰められた時の最終手段です。
また、どうにか差別化しようとして全く新しいサービスを作ってもあまり上手くいかないことが多いです。
上述したニーズの多様化に答えることになってしまうからです。
成功する学習塾のWEB集客の鉄則
ここまで学習塾の集客が難しい原因と集客に失敗する学習塾の特徴について見てきました。
次からは、学習塾がWEBマーケティングで集客するための具体的な施策について解説していきます。
結論から言うと、「絞る」です。
ニーズを絞る
ニーズが多様化していることはすでに見た通りですが、例え今後どのようなニーズが出てこようともそれらに対応する必要はありません。
答えるニーズを1本に絞って、他塾の追従を許さない最強の強みを手に入れましょう。
顧客が学習塾に求めていることは主にこれら4つです。
①成績アップ
②志望校合格
③勉強を好きにさせてくれること
④学習習慣を身に着けさせてくれること
ただこの状態だと抽象的すぎるので、もう少し言語化してみましょう。
→平均点以上に引き上げます
→テストの得点を20点上げます
→通知表を「2」から「4」に引き上げます
→苦手科目を合格ラインまで伸ばします
→過去問5年分を徹底的に解けるようにします
→得意科目を作ります
→弟さんに教えられるように仕上げます
→毎日30分、机に向かわせます
→宿題を忘れない子にします
ここまで言語化すれば、顧客もこちら側もゴールが明確になるので、
単なる「塾の特徴」ではなく「強み」として訴求することができるようになります。
発信媒体およびコンテンツを絞る
子どもが自分から学習塾に関する情報を収集することはほぼありません。
子どもが自発的に「塾に通いたい」と言った場合、友達が通っているからという理由がほとんどです。
それを聞いて親が情報を収集し始めます。
もしくは、親が子どもの成績を心配して塾を探すパターンです。
このパターンの方が圧倒的に多いでしょう。
どちらにせよ、情報を収集するのはいつも親です。
(子ども向けの発信が不必要な理由はここにもあります。)
では親はどうやって情報を収集するのでしょうか。
・口コミ(ママ友、ネット)
・塾ナビなどのポータルサイト
・各塾のホームページ
・SNS(インスタ)
普段からSNSを使い込んでいる親であれば、インスタグラムのハッシュタグ検索等で情報を収集することが考えられます。
SNS以外では、やはり第三者(ママ友)の意見を参考にするでしょう。
その意見を聞いた上で、ポータルサイトやホームページで複数の塾を比較検討します。
広告の出稿先(Googleリスティング広告、SNS広告、ローカル誌、折込チラシ)やコンテンツをアップするプラットフォーム(YouTube、Twitter、Instagram、ok、LINE、Threads)はたくさんありますが、多くとも以下の3つだけでいいでしょう。
①自社ホームページ
②インスタグラム
③ポータルサイト(余裕があれば)
ターゲットを絞る
サービス面での差別化が難しければ、1つのサービスや特徴で突き抜ければいいんです。
そもそもなぜ多くの企業が差別化するのに必死なのかと言うと、他社と同じサービスでは勝てないと考えているからです。
「お好み焼きでは大阪に勝てないけど、カキを入れたカキオコなら勝てる」という発想です。
でも本当に美味しいお好み焼きが作れたら大阪にも勝てるんです。
No1が獲れたら差別化をしなくても勝てるということです。
ある分野でNo1になれば、それが最強の差別化になるとも言えます。
たとえば、「〇〇中学校2年生男子バレー部の通塾率No1」という実績が作れれば
〇〇中学校2年生男子バレー部の部員は他の塾を選ばなくなります。
「〇〇大学への進学者数 3年連続2桁」という実績が作れれば、〇〇大学への進学を志望している学生はこの塾に集まるでしょう。
「絶対に宿題を忘れないこと」を徹底すれば、学習習慣を身に着けさせてくれる塾No1になれるんです。
まずはどのセグメントにNo1があるか考えてみてください。
そこに貴塾が特化すべき強みが隠れています。
日頃からニーズ、ターゲットを絞り込んだ教室運営をしておけば、このあたりで「勉強を好きにさせてくれる塾といえば〇〇塾」という強力なブランド(口コミ)を築くことができます。
〇〇学校の学生通塾数
継続通塾年数
講師の平均勤続年数
女性講師の割合
〇〇大学合格者数
1人辺りの自習時間数
体験授業満足度